終に杉野がクランクキャップを売り始めた:
http://shop.yumetenpo.jp/goods/d/uemura-cycle.com/g/sugino-crankcap/index.shtml
数年前は『クランクキャップはありますか?』と店で尋ねても『イマドキそんなもんねーよ』みたいな感じでした。
一応プラ製のはめ込む様な奴はあるにはあったんですが、
ねじ込み式でかつ金属製となると見掛ける事はありませんでした。
勿論、“カトーの作業場の棚”にはあったんですけどね、それなりに。
ある時も若い客がカトーの2階に物色しに来ていて、おやじさんに
『クランクキャップはないですか?』と聞いていた。
『こんなのがあるよ、無地の奴と字の書いてる奴と...』とオヤジが持って来ると
『字の書いてるのが良いな。あ、でも杉野かぁ... まあ良いや、これ幾らですか?
500円?2個で? え、1個で!?』
などと言う問答を耳にしました。
そりゃ500円ぐらいするだろうと突っ込みたくもなりますわな。
それからしばらくして、フツーに島野の金属製を見掛ける様になりました。
もちろんこれもデッドストックなんでしょうけどね。
某オクではカンパニョロ製のものが3000円とかで売買されてますね。
たかがキャップに3000円かよ。
カンパとかデュラとかブランドのロゴなんて要らないからさ、
もっとフツーで良いから金属製で誰か作って売って呉れないかなあと思ってました。
しかしクランク・BB付近はこの10年で大分様子が変わりました。
競技レヴェルの製品だとスクエアテーパーなんてなくなっちゃいました。
クランクの接合方法が変わったおかげで
クランクキャップと云う存在自体が姿を消してしまったわけです。
そんなご時世ですから、オールドロード趣味な人しか使わないわけですよ、
クランクキャップなんて。
そうなるともろ懐古趣味の世界ですから、ブランド品が人気な訳ですな。
しかし、ここに来て状況が変わりました。
所謂『ピストブーム』と云う奴ですね。
NJSパーツにこだわる方もいらっしゃる様でこれもまた珍妙な世界なんですが、
競輪リスペクトな彼らは当然スクエアテーパーな訳です。
一気に需要が増えた様ですね。
で、彼らも当然趣味の人ですから(俺もそうだけど)
クランクキャップにそこら辺のプラ製のへなちょこ品なんて許せる訳がございません。
しかし圧倒的にモノが少ない。
まあ、そんな状況だったんだと思いますよ。
で、作れば売れると云う事で、杉野さんもこんなパーツを新しく作ったみたいですね。
勿論昔はフツーに作ってたパーツなんだけどね。
ロゴが新しいよ。
なんか変な感じだ。
ウエパーではペアで1450円ですか。
それはちょっと高すぎるだろう〜と思いましたが、
定価を見てビックし。1890円ですか!
何かもう、すごいですね。
これでも売れるんでしょうか。
ちなみにカトーでは945円でした。
半額だぞ、なぜだ?


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