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12/07/2011

商売

昨日、絶対に見つからないと思っていた靴が手に入ったので
靴ひもを買いに近所の割と大きな靴屋へ出かけました。
出て暫く行くと、ぽつり。
雨ですね。
夕方からだと言っていたのに早まったか。
まあ、この程度なら良いか。


更に行くと結構降ってきた。
おお、洗濯物、出しっ放しだよ。
運が悪いと云うのはこう云う事でしょうか。
いや、状況判断が出来ていなかったと云うことかも知れません。


まあ、せっかくの休みの日で『靴ひもを買いに行くんだ』と云う
強い気持があってしまったために起こったことです。
何か一つの目的があると、他に対する目が濁りがちです。
たかがスニーカーのひもごときで馬鹿馬鹿しい限りではありますが。


まあ、いい、それは。


で、靴屋に行ってみると『案の定』思ったような靴ひもがない。
いつもそうだ。


『何か特定のものを買いに行くと必ずそれは売っていない』


形のいいものは色が薄く、色のいいものは形が現代的過ぎる。
現代的な靴ひも?おかしな話と思うかもしれないけれども
結構いろいろあるんだよね。
こう云う場合必ず色を取る。
いや、両方取らないと云う選択肢もあるが
せっかく雨のなか、洗濯物を犠牲にして出て来たので
手ぶらで帰るのも何だかな。


そう、こういう気持が行けない。
何かに気持が行ってしまうと他が疎かになる。
難しいものだ。


おっと、そんな話もどうでも良かった。
ここから本題。


靴ひもは階段の脇に置いてある。
で、階段でしゃがんでいろいろ物色していたら
どこからか上の方から声が聞こえる。
何やらしゃべっている男性の声。
相手の声が聞こえないから携帯電話だろう。
最初は聞くとはなしに聞いていたんだが
その内容が余りにアレなので思わず聞き入ってしまった。
完全にビジネスの話なのでこれは客じゃないな。
声もでかいし。
おそらく上の階のオフィスに居る人物だ。
階段部分は吹き抜けのようになっているから
話し声が筒抜けになっている。
肝心の靴売り場の方へも行ってみたけれども
そっちからは聞こえなかった。


『子どもは騙せるから・・・』
『いや、大人でもエグザイルしか知らないような連中は簡単・・・』


ファッション業界の話の様で(ええ、靴屋ですから)
商売の例えで音楽関係の話も出ていたな。
まあ、要するに、馬鹿な客を如何に騙して儲けるかと云う話でございました。
その下の階でささやかな靴ひもを地味に選んでいる私。


ビジネスなんだから騙す騙されるは当たり前、とか、
如何に子どもを騙して小さいうちから洗脳するか、とか、
どっかのファーストフードとか、
どっかのケータイゲーム屋とか、
もうそんなんばっかりですね。
靴屋もそうですか。


まあ、『ビジネス』ですからね、良いんでしょうねそれで。
図書館や電車のなかで『仕事なんだからいいだろ』オーラ出して
ケータイ電話で会話しているあの連中と同じだ。

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