1er étape 2eme étape

5/11/2009

前回のタイトルでもすかしてみましたが。





http://www.youtube.com/watch?v=uGW4eU-A4ao









中学の時に同じクラスに川村と云う奴が居て、RCのファンだった。
僕は当時、多分、ローリングストーンズとか、オフコースとか、そんな音楽ばかり聞いていたんだけど、
そいつはよく僕に『RCを聴け!』と言っていた。

残念ながらまだ子供だった僕は奴の言葉も斜めにかわし、
彼らの音楽もろくに知らないまま高校時代を過ごしてしまった。

大学生になって北海道を離れ、やはり音楽にどっぷり浸かった日々を過ごしていた時に、
どう云うわけか奴の言葉が何度もしつこく蘇って来た。
鉱山がつぶれ、町を離れて行ったあいつは今どうしているんだろうか?
そんな事も考えながら、ほぼ初めて、RCのレコードに針を落とした。

何年か経って、中学の同窓会が初めて開催された。
雪の降る中を隣町の居酒屋まで1時間かけて歩いて行った。
汽車なんて1時間に1本しかないし、バスだってそんなに走っていない。
だいいち、一番近いバス停にだって歩いて30分ぐらい掛かるのだ。
だったら目的地まで歩いて行っても大して変わらなかった。

あの時の事はよく覚えている。
たった一つ、確実に果たさなければいけなかった事があったからだ。
当時その言葉に耳を貸さなかった事を詫びる事と、
君のお陰で良い音楽に出会えた事を感謝していると、そう伝えることだった。
握手をしながらあいつは『そうだろ、そうだろ』って笑っていた。

この日記には自転車(通勤)の話題しか書かない事にしていますが、
まあ、良いでしょう、キヨシさんだって立派な自転車乗りだったわけだし。

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