穀雨

朝家を出るときは良い天気でした。

早起きして洗濯を済ませ、自転車を整備し
満を持して出発した、はずだったのですが。

途中、和合を過ぎたあたりでぽつっ。
ん？
すぐにまたぽつっ。
マジか。
大坂の交差点で振り返ると後ろは真っ黒。
やばい。これは降るぞ。
追いかけっこのスタートです。
雨雲より早く学校に着いてしまえば良い。

しかしあえなく途中で捕まりました。
しかも冬の嵐のような横殴りの雨、風。
まじすか。
確かに今の時期は雨が降る季節だけれども
これはちょっとなんか感じが違うな。
ああ、そう言えば昨日の夕方の雨も
何だか夕立みたいで変だったからな。

ふう。参ったね。
学校へ着く頃にはずぶぬれ。
何とかTシャツは袖と裾が濡れただけだったので
濡れたシャツを脱いでTシャツ１枚で講義でした。
ズボンも濡れてるからね、少し震えながらの講義でした。
しかし学生さんからの反応はない。
こう云うのには慣れてるのか？
どう見てもずぶ濡れなのに誰も突っ込んで来ない。
うーむ。

しかも、こう云うときは大抵そうだが
学校に着いた途端に雨は上がった。
ついでに太陽まで出てきやがった。
要するにアレか、俺が悪いのか。
そうだよな。
でなきゃ帰りに学校を出た途端にまた雨なんて出来過ぎだよな。
まあ帰りの雨はマイルドだったし
赤池あたりで止んでくれたからまあ良いけど。

田んぼに水が入り始めている。
もうすぐ田植えだ。