1er étape 2eme étape

12/10/2010

採点が進まん

やれやれ、困ったものだ。
もちろん時間的な余裕がないのが一番の原因だが
気分的にもいまいち。
どう云う方針で採点するか、その方向性にちょっと悩んでいる。
それでも期日までに完了はするんだろうけどね。

僕は彼らに何を要求すべきで、何を要求すべきでないのか。
昨日の講義での衝撃の余波がこんな所にも来ている。


話しを変えよう。

本を買った。
海外の古本屋から買うのも久し振りだけど
『やはり予定外に』すんなり届いた。


一つは Hjelmslev の言語学の本。
幾つかの言語を比較して論ずるタイプの方かなこれは。
まあ、そのうち読むべ。


今一つは演劇の台本。
随分前から探していたんだけど、
最初の頃はなかなか情報が得られなかった。
ある時期からネット検索が劇的に進化して
海外の古本屋で買える事は知っていた。
それから既に5年は経ったか?
今回ようやく取り寄せる事と相成りました。
Pierre Bourgeade の The Passport です。


こないだ寝る前に少しだけ読みましたが
うん、うん、これだよコレ。
起承転結の起承までしか知らないんだが
その後どうなるん残暑。


パスポートを申請して長い間待っていたおばはんの話し。
19世紀終わりのロシアの設定だから
申請してから25年経つがまだパスポートは発給されない。
ようやくパスポートが発給される事になり、
ポーランドの親戚だったかの所へ出国するつもり。
もう帰って来ない感じだな。
荷物をまとめて、家も整理して、
飼っていた鶏も感謝して食べた。
パスポートを受け取ったらそのままボーダーを越える。
で、いよいよパスポートを手にすると云うその時、
全てが崩れ去る。

パスポートを申請したとき、
『家畜を飼っている人』として申請した。
従って25年経ってようやく送られて来たパスポートは
『家畜を飼っている人』用のパスポートだ。
職種によって何種類もある様だな、コレが。
で、今や最後の鶏も食べてしまったからもう彼女は『家畜を飼っている人』ではない。
従ってオフィサーは彼女にパスポートを渡すわけにはいかない。


そんな話し。

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